2026.07.17Archicad

【今週のArchicadトレンド】グラフィソフト全国ロードショー開催告知に見る、Archicad活用の最前線と一貫BIMへのヒント

ArchicadAutodeskBIMRevit建築DX週間まとめ

はじめに:今週のArchicad関連トピックを追う

ゼネコンでBIM推進を担当していると、日々「どのツールをどう組み合わせれば、設計から積算・施工・維持管理まで一貫したデータ活用ができるか」という課題と向き合うことになります。当社でもRevitを軸にしつつ、意匠設計や設計事務所との協業ではArchicadを扱うケースが増えており、その動向は常にウォッチしています。

今週のArchicad関連ニュースは決して数が多いわけではありませんが、グラフィソフト社の全国ロードショー開催告知という、実務者にとって見逃せない情報がありました。本記事では、このトピックを中心にゼネコンBIM担当者の視点から整理し、社内標準化への示唆を考えてみます。

今週のArchicadトレンド

1. グラフィソフト全国ロードショー、8/5オンライン開催の告知

今週最も注目すべきニュースは、グラフィソフトジャパンによる全国ロードショーの開催告知です。

グラフィソフトのロードショーは、例年最新版Archicadの新機能紹介や、BIMcloudを活用した協業ワークフロー、意匠・構造・設備間の連携事例など、実務直結のセッションが揃うイベントです。オンライン開催という点で、地方支店や協力会社の設計担当者も参加しやすく、社内BIM推進活動の一環として展開しやすいのも魅力です。

2. Archicadを取り巻くエコシステムの現状

今週はArchicad単体の大型アップデート発表はありませんでしたが、ロードショーで例年語られるテーマから逆算すると、以下のトレンドが継続的な焦点となっています。

特にIFC周りは、ゼネコンとして避けて通れないテーマです。

ゼネコンBIM担当としての独自考察

既存業務への応用可能性

当社の実務では、意匠設計事務所からArchicadデータが納品され、そこからRevitや積算システムに橋渡しするケースが少なくありません。この「意匠Archicad ⇄ 施工Revit」ワークフローを、いかに手戻りなく回すかは死活問題です。ロードショーで示されるIFC4連携や属性情報のマッピング手法は、当社の内製BIM実行計画書(BEP)の更新にも直結する内容になるはずです。

社内標準化への活かし方

社内標準化の観点では、以下の取り組みに活かせると考えています。

現実的な導入ハードル

一方で、正直に言えばハードルもあります。ライセンス体系がRevitと異なるため社内での併用管理が煩雑になること、IFC往復での属性欠落が完全にはゼロにならないこと、そしてArchicad熟練者の社内リソースが限定的であることです。ロードショーで学んだ知見を、いかに標準ドキュメントに落とし込み属人化を防ぐかが、若手BIM担当としての腕の見せどころだと感じています。

総括

今週のArchicad関連情報は量こそ控えめでしたが、8/5のグラフィソフト全国ロードショーは、当社のような一貫BIMを目指すゼネコンにとって、外部設計者との協業品質を底上げする絶好の機会です。単に「新機能を眺めるイベント」で終わらせず、社内標準化ドキュメントやEIRのアップデート材料として活用する姿勢が重要でしょう。私自身も社内BIM推進チームで参加を呼びかけ、ロードショー後には振り返り会を設けて、Archicad由来データの取り扱い標準の見直しに繋げていきたいと思います。

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