2026.09.25Archicad

今週のArchicad動向:IGNITE Japan 2026開催告知から考える、ゼネコンBIM担当の現実的な向き合い方

ArchicadAutodeskBIMRevit建築DX週間まとめ

金曜日の夕方、協力会社の設備担当と納まり調整をしていたら「そちらはArchicadですよね、IFC出しの粒度どうしますか」と聞かれました。うちはRevit中心の運用ですが、意匠事務所からArchicadデータで受け取る案件も年々増えていて、社内標準のIFC変換ルールを決めきれずにいます。そんな折、今週はグラフィソフトジャパンから大きめのイベント告知が出ました。今週のArchicad関連の動きを、ゼネコンBIM担当の視点で整理しておきます。

今週のArchicadトピック

IGNITE Japan 2026、10月15日オンライン開催

グラフィソフトジャパンが年次イベント「IGNITE Japan 2026」を10月15日にオンラインで開催すると発表しました。参加費は無料です(グラフィソフトジャパン、オンラインイベント「IGNITE Japan 2026」を10月15日に開催【参加費無料】 – PR TIMES)。

現時点でPR TIMES掲載分から読み取れるのはイベントの開催日時と無料枠の情報だけで、セッション内容の詳細はまだ公開情報が限られています。ただ、例年IGNITEはArchicadの新バージョンや連携製品(BIMcloud、DDScadなど)のロードマップが語られる場になっているので、今年のバージョンで何が来るのかは10月15日まで待つしかなさそうです。

元記事側の状況について補足

今回配信されたフィードのうち、dev.to側の5本(Disappeared Since March、I Turned DEV.to Into a Walkable 3D Library、This video is about how this video was made、Welcome Thread – v 394、Running a Jev-Style Decision Model on One TPU v6e)は、タイトルと概要を確認したかぎりArchicadとの直接的な関連は見つけられませんでした。ここでは無理に紐づけず、Archicad関連のトピックとしてはIGNITE告知に絞って扱います。

ゼネコンBIM担当としての独自考察

意匠Archicad × 施工Revitの現実

うちの規模のゼネコンだと、意匠事務所からArchicadで受け取り、構造・設備・施工検討はRevitやNavisworks、積算は別ツール、というマルチベンダー運用がむしろ普通です。ここ半年、私が実際に困ったのはIFC経由でArchicadモデルを受け取ったときの通り芯・レベル情報の欠落と、複合構造の壁がRevitで単層に潰れる問題でした。IGNITEでもしIFC5対応や、Archicad側のプロパティマッピングの改善が触れられるなら、そこは真っ先にチェックしたいポイントです。

社内標準化に落とすときの現実的なハードル

「Archicadも社内で扱えるように」と旗を振るのは簡単ですが、実務に落とすとハードルは3段ある気がしてます。

この3つを一気に片付けるのは無理なので、うちでは「意匠Archicadを受け取る案件だけIFC変換の社内ルールを固める」ところから始めるのが現実的だと思ってます。IGNITEで他社事例が出れば、社内提案の材料に使えるかもしれません。

無料オンラインという形式の使いどころ

個人的にありがたいのは、無料かつオンラインという点です。参加ハードルが低いので、意匠設計部の若手や、BIM未着手の施工所長候補にも「ちょっと覗いてみて」と声をかけやすい。社内でArchicadの話をするとき、いつも「Revitとどっちがいいの」という不毛な議論に流れがちですが、外部イベントを共通の話題にすると議論の入口が変わります。BIM推進担当としては、こういうイベントを社内啓発の材料として使い倒すのが一番コスパが良いと感じてます。

まとめ

今週のArchicad関連で押さえるべきは、10月15日のIGNITE Japan 2026だけと言っていい状況でした。詳細セッションが出たら、社内のRevit派メンバーにも共有して、当日は複数人で分担視聴するつもりです。意匠Archicad案件のIFC受け渡しルール、来月中には草案を出したい。まずはそこから。

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